GoogleがMVNO事業への参入認める - モバイル決済「Android Pay」も提供へ
Nexusシリーズは販売数は求めず、ほかのデバイスメーカーと競合しないとしている。
これと同様に、MVNOについてもスケールは求めず、ハードウェアとソフトウェアに加えてコネクティビティを融合させたイノベーションをAndroidエコシステムで加速させることが目的だという。Nexusシリーズでのデバイスベンダーと同様に、Googleはキャリアともパートナーとして協業しており、競合する意志はないとの認識のようだ。
時期に関しては「今後数カ月(in the coming months)でアナウンスしたい」と明言はされていないが、次の発表に期待したい。
●Android Payと中国での展開について
さらにAndroid Payについての質問に対しては、「今年はモバイル決済の重要な年」とPichai氏。その中でAndroid Payは「プラットフォームのアプローチ」だとする。つまり、Android PayはAndroidにおけるAPI層なのだという。Android Payの存在に関わらず、端末ベンダーなどは決済機能を端末に搭載でき、Android Pay APIに接続することもできる。
Google Walletは、Android Payを利用した実装の一つで、これと同様に決済サービスを導入してもいいし、独自に実装することも可能のようだ。