新人Webディレクターがゼロから学ぶ! CMSによる企業サイト制作 (5) なぜ、バージョン管理しなきゃいけないの? - Githubを例に考えてみよう
そしたらみんなに確認(Pull Request)してもらって、OKなら大本に変更部分を反映する(マージ)、ということですか?
そうそう。考え方はそうだね。
「大本(master)には影響を与えないで作業ができ、さらにその変更内容を他の人にもチェックしてもらう」というところが、確実で品質の高い進め方ができるポイントなんだ。
ちなみに、今回利用するCMSのGitHub連携の場合、その大本のmasterやCMS上のテンプレート、ファイルを同期させることができるんだ。
例えば、1つのテンプレートを修正してそれに伴う画像ファイルを追加する、それを確認してmasterにマージすると、自動的にCMS側のテンプレートファイルが更新され、画像ファイルも送り込まれる。もちろん、これらのファイル達はバージョン管理されているので、もし問題があったらすぐ戻すことも可能だよ。
なるほど!!
GitHubと連動したサービスは、とても簡単に使えるんですね!
うん。そう。
連動していないサービスを利用するなら、「手動でCMSとGithubを連携するよう設定して、チーム全体に周知する」という方法でもいいよ。
あと、今回のクライアントのサイトは、Webサイトとその配下に属するブログという構造だと思うんだけど、実は、1つのレポジトリ内にWebサイトとブログのテンプレートとファイルをまとめて管理することもできるから、中規模のサイトでも効率よく一括管理することができるんだ。