6倍越えのCPUパワーと2倍のメモリもお値段据え置き - 「Raspberry Pi 2」を試す
そこで、USBの電圧電流モニターを使って消費電流を確認してみた。
Model B+比では、アイドル時の消費電力増は誤差の範囲といえるが、CPU負荷の高いベンチマーク時は消費電力が1コア時で約1割増、4コア動作で6割~7割ほど高かった。Model B+とRaspberry Pi 2で同じ計算量ならば、Raspberry Pi 2のほうが短時間で終了するぶん、トータルの消費電力は変わらないかもしれない。しかし、負荷がかかると少々熱くなるRaspberry Piの泣き所は、Raspberry Pi 2でも変わっていない(蛇足だが、私物のRaspberry Piにはヒートシンクを取りつけている)。
ただ、従来モデルがModel B+になったとき、電源効率を高めて消費電力を減らしているので、さらに古いモデルの「Model B」でも比較してみた。Raspberry Pi 2のアイドル時と1コア利用時はModel Bより省電力、4コア動作時はModel Bより1割前後の消費電力増となっている。つまり、古いRaspberry Pi Model B比なら大差なく、おおむね問題ないだろう。
○積極的に選ぶ価値あるRaspberry Pi 2
昨年(2014年)