6倍越えのCPUパワーと2倍のメモリもお値段据え置き - 「Raspberry Pi 2」を試す
RAMは基板の裏側に配置されている。
●起動時間は約半分、ベンチマークで5倍以上の速度アップ
○起動時間は約半分、ベンチマークで5倍以上の速度アップ
CPUがパワーアップしたためか、OSとしてインストールしたLinuxの起動も速い。Raspberry PiではDebianベースの独自パッケージ、Raspbianが標準的に使われており、最新(2015/01/31リリース)のRaspbianを16GBのmicroSDHCカード(SDスピードクラス10)に入れて試してみた。電源を入れて画面のメッセージを見ていると、明らかに素早くメッセージが流れていく。Model B+では、メモリカードのマウントからログインメッセージが出るまで10秒程度かかったが、これもRaspberry Pi 2では明らかに速い。
カーネルのメッセージバッファ(dmesg)を見ると、ログイン画面が表示される前に、swap領域を確保するメッセージが記録されている。これで判断する限り、起動時間は約半分程度になったといえるだろう。
加えて、UNIX BENCH Version 5.1.3を使用して速度を比較してみた。
単なる数値演算(Dhrystone/Whetstone)