くらし情報『「ライティング・フェア2015」から占う"次のあかり" - ワイヤレス制御で照明はもっと賢く』

「ライティング・フェア2015」から占う"次のあかり" - ワイヤレス制御で照明はもっと賢く

従来のライコンは壁に埋め込まれており、ユーザーがそこまで行って操作する必要があった。一括で操作できるとはいえ、ユーザーが移動するという点では壁スイッチと変わらない。そこで登場したのがワイヤレス操作を行えるライコンだ。

○米国でスタンダードな「EcoSystem」

下の写真はLUTRON社のライコン「GrafiK Eye Qs」だ。照明制御プロトコル「EcoSystem」に対応しており、同規格に対応した照明器具を64台まで一括してコントロールできる。タイマーによるスケジュール動作やセンサーによる動作も可能だ。

EcoSystemは米国ではスタンダードになっている照明制御プロトコルだ。個々の照明器具にアドレスが振られており、屋内配線をグループごとに別にしなくても制御できる。
専用のリモコンから操作できるほか、RS-232Cでの制御もでき、パソコンなどからの操作が可能だ。

○省エネだけじゃない「ECHONET Lite」規格
国内のメーカーからも、ワイヤレス操作が可能なライコンはリリースされている。それらは、ライコンの本体側で登録したシーンを、小型のリモコンで切り替えるというもので、操作性としてはLUTRON社のものと近い。

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