Apple Watch、こんなに先の見えないデバイスは初めてかも - 私はこう見るApple発表会
しかし、現状のApple Watchでは、何となく「必要な人だけが身につける」レベルの製品で終わりそうな予感もしている。
そう思う理由の一つは、腕時計を完全に置き換えることができていないということだ。たとえば、Apple Watchはバッテリーが最大で18時間しかもたず、1日に1度の充電が必要だ。時計だって24時間身に付けるわけではないが、少なくとも充電を気にすることはない。最大18時間ということは、ヘビーに使うならもっと短いわけで、朝つけたら帰宅する頃にはバッテリーがなくなっていることは大いに考えられる。充電が切れてしまえば時計としても機能せず、ただのブレスレットになってしまうわけで、これはちょっと辛い。出先でこまめに充電してまで使うかといわれると、多くの人はそこまでして使いたくないのではないだろうか。
もう一つは、少なくとも現状では「Apple Watchでしかできないこと」が見えてこないことだ。
iPhoneの通知を表示できる? カレンダーの表示? 音楽再生? それらはぜんぶiPhoneでできることだけど、果たしてApple Watchを使うことで誰の目にもわかるくらいに生活が向上するのか。