ティアック「HR-S101」を試し聴き - ハイレゾ入門機として好適なマイクロコンポ
高さはアンプ/センターユニット「AI-101DA」の幅と同じ182mm、並べたとき美しく揃うところがポイントだ。
天然木突板を使ったキャビネットの質感の高さも見逃せない。ウォールナット調というだけでなく、多層塗装光沢仕上げによりワンクラス上の高級感がある。スピーカー端子にはスクリュー式を採用し、ケーブルを確実に固定できる。
ところで、本機には「HRラウドネス」という機能が用意されている。DSP処理により、小音量時でも低域の迫力と高域のヌケを保ち、メリハリある再生を可能にしてくれるのだ。入力した信号は、デジタル/アナログを問わず96kHz/24bitのデジタル信号に変換して処理されるため(ただしハイレゾ音源は無変換)、音質改善効果も期待できる。小さなボリュームで音楽を楽しむときに活用したい機能だ。
●スマートフォンと相性良好
HR-S101には再生装置が付属していないため、音源は必ず外部機器に頼ることになる。ステレオミニ端子からアナログ入力も可能だが、主要なソースはデジタル、特にスマートフォンに照準が当てられていると見てよさそうだ。
スマートフォン上の音源を再生する場合、入力経路はBluetoothかUSBということになる。