Web動画はストーリー性が重要 - コクヨチャンネルに学ぶ動画活用法
「動画をまとめた1つのサイトを作るのではなく、コーポレートサイトにある商品の紹介ページに動画を埋め込めば良いのではとの意見もありました。けれど、商品ごとに動画を見せる形式では、他の動画コンテンツへの回遊が発生しにくい。これでは、他の商品との出会いが生まれないんですよね」(佐藤氏)
これはYouTubeでの公式アカウントを利用した動画配信も同様のようで、シェアや認知の拡大への強みを持つ一方、他社などの動画へ離脱してしまう可能性もあると、同セミナーのセッションに参加したネイキッド ゼネラルマネージャー/ディレクターの大屋友紀雄氏は説明する。
番組の1つとなる「コクヨくださぁい!」では、通販番組の形式で商品を紹介し、商品購買サイトへの送客を目指したため、離脱は避けたいところだ。
○視聴者にとって面白く、意味のあるコンテンツか
また、コクヨチャンネルでは、評価指標として「動画視聴前後の態度変容」をKGI(重要目標達成指標)とする。そのため、KPI(重要業績評価指標)として、アクセス数や動画再生回数のほか、完視聴率を設ける。
佐藤氏によると、一般的に、Web動画の尺は90秒前後が主流で、完視聴率は10%ほど。