ネットワークを「見える化」しよう! (5) RTX1210×WLX302(1)ルータからAPをセットアップ
SSIDや暗号化など、ユーザーが独自に設定しなければならない項目がいろいろあるので、箱から出したものをネットワークに接続して「ハイ終了」とはいかない。接続した後で、何らかの設定作業が必要となる。
そして、その設定作業はWebブラウザ経由で行うのが一般的である。ということは、アクセスポイントはIPアドレスを持っていなければならない。しかも、LAN上の既存のノードとは衝突しないアドレスが。
となると、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)でIPアドレスを割り当てるのが、もっとも確実である。しかし、重複がなく、かつ適切なアドレス範囲とサブネットマスクを持つIPアドレスを割り当てるという点においては確実なのだが、「DHCP=動的ホスト構成プロトコル」だから、割り当てられるIPアドレスは一定していない。
つまり、無線LANアクセスポイントを接続して稼働させたのはいいが、必要な設定を行うためにアクセスポイントのIPアドレスを探し回らなければならないということになる。
もうちょっと安直な方法で、ネットワークアドレスもIPアドレスも決め打ちにしてしまい、たとえばネットワークアドレスは「192.168.0.0/24」