ネットワークを「見える化」しよう! (5) RTX1210×WLX302(1)ルータからAPをセットアップ
余談だが、アドレスバーの内容を見ると、RTX1210の設定画面を介してWLX302の設定画面を呼び出す形をとっているようだ。
ともあれ、これで「ルータの設定もネットワークの構成・状況把握も、そして無線LANアクセスポイントの設定も、すべてワンストップで用が足りる」機能が実現できたことになる。
ネットワークの設定・管理に限った話ではないが、利用するデバイスが多種多様になる一方だから、管理者が扱わなければならないツールや画面の数も、それに比例して増加する一方というのが一般的な趨勢である。
といって、いまさらデバイスの数や種類を減らしましょう、というのも現実的な話とはいいがたい。そこで、できるだけワンストップで管理者が仕事を片付けられるようになれば、その分だけ作業や学習の手間は減るだろう。このことは専任管理者以上に、兼任管理者にとって大きい恩恵をもたらすと考えられる。
○デュアルバンドのメリット
コスト優先の家庭向け製品では2.4GHz帯にしか対応していないことがあるが、2.4GHz帯はどうしても混雑しやすいので、できれば5GHz帯を使いたいところだ。その点、5GHz帯に対応しているWLX302はありがたい存在である。