GTC 2015 - NVIDIA、7TFlopsの演算性能を実現したハイエンドGPU「Titan X」を発表
そして、Titan Xのデバイスメモリは12GBで、メモリの転送速度は7Gbps、このメモリを含めて、消費電力は250Wと発表されている。
画像認識に関してImageNet Large Scale Visual Recognition Challengeという競争がある。人間でも、これは何の写真? と迷うようなものもあり、訓練した人間でも正解率は95%(誤り率5%)程度である。これに対して、2015年の1月に中国のBaidu(百度)は誤り率5.98%という成果を発表し、2月6日にはMicrosoftが4.98%の誤り率という人間を上回る性能を達成したことを発表した。そうすると、1週間も経たない2月11日にGoogleが4.82%を達成と発表するというデッドヒートの状態となっている。
なお、写真のCEOであるジェンスン・ファン(Jen-hsun Huang)氏の後に見えるグラフは認識率の年次推移を示すもので、2010年は72%、2011年は74%とゆっくりとした改善であったが、2012年にトロント大学のHinton教授のグループが新しいラーニング法を開発し84%と大幅な改善を実現した。