マウスコンピュータがWindows Phoneを手がける理由
一方、法人利用においてこれらのデメリットはそれほど重要ではないという。「個人ではiPhoneやAndroidを使いつつ、業務端末としてフィーチャーフォンを使っている会社もある。こういった環境に、会社支給の端末としてWindows Phoneを導入できる余地がある」(平井氏)と、2台持ちの可能性に言及する。
特に平井氏が注目するのが、Officeの存在だ。これまでWindows Phone向けのOfficeは、「Office Mobile」として標準搭載されてきた。しかしその機能は大きく制限されており、ビューアーとしての利用が中心だった。
これに対してWindows 10世代では、PCとスマートフォンの両方で動作するユニバーサルアプリに、Officeも対応する。実際にマイクロソフトはMWC2015において、高い機能を備えたExcelのワークシートやOutlookのカレンダーを披露している。
Officeが高機能化することで、「今後のWindows Phoneは、ファブレットのような大画面との相性が良くなる」と平井氏は指摘する。マイクロソフトがデモに用いたのも、5.7インチの新製品「Lumia 640 XL」