中の人もイタイ!? FX会社社員の"ガチ経験"を生かせるシストレ活用法とは!?
僕の運用成績は、全社員がいつでも見られる状態になっているので、ものすごくプレッシャーを感じました」。
○いったいなんのために投資をやっているのかと苦しい状態が続く
しかし、山田氏にもビギナーズラックが訪れた。2013年4月ぐらいからアベノミクス効果で、株と円があがり始めた。その一本調子の相場に乗って、ようやく原資を回復することができた。
ところが、そこから山田氏の長い苦しみが始まる。「その頃、1000通貨単位の取引が導入されました。なるべくリスクをとりたくないという気持ちから、いろいろなストラテジーに1000通貨単位ずつ入れるという分散投資をおこなったのです」。
この弱い気持ちが、よくなかった。
資金を減らすことはなかったが、どのような工夫をしても利益が乗っていかない。横ばい状態が続くことになる。
「1000通貨単位なので、損をしても小さいかわりに、利益も小さい。あれこれやってみても、増えも減りもしない。いったいなんのために投資をやっているのかと苦しい状態が続きました」。
○調子のよさそうなストラテジー3つに絞って、集中的に資金を投入
その頃の山田氏のストラテジーの選び方は「調子のいいもの」。