中の人もイタイ!? FX会社社員の"ガチ経験"を生かせるシストレ活用法とは!?
直近の利益が大きいものを選ぶという、初心者にありがちな選び方だ。しかし、それでも利益が増えないことに焦っていた山田氏は勝負にでた。調子のよさそうなストラテジーを3つ~5つ程度に絞って、集中的に資金を投入したのだ。
「一瞬で20万円ほど負けました。直近の相場で大きな利益をとるストラテジーは相場が変われば大きく負ける可能性もあるわけです。ストラテジーというものをきちんと理解していなかったことが原因です」。
その後、相場がまったく動かない低ボラティリティの時期が続く。
「こうなるとストラテジーにとっても厳しくなります。
利益が出にくく、損切りばかりが続くという状態になり、資金は120万円ほどまで減ってしまいました」。
プロモーション業務の一環としてFX運用をしているので、損をしても実害があるわけではない。しかし、山田氏は社内では肩身が狭く、ひたすら自分の存在を消して、隠れるように仕事をしていたという。
「やはり、お前、なにやっているんだという目で見られますし、お客様にも印象が悪い。僕がどんどん利益をだしていれば、お客様も運用したいという気持ちになるでしょうけど、僕が損をだしていたら、お客様だって躊躇します。