三菱鉛筆が「鉛筆けずり入社式」実施 - 20人中15人が「小刀削り」初挑戦!
初めて小刀で鉛筆を削った社員からは「鉛筆が思ったより硬い」「芯をまっすぐ削りだすのが難しい」「先端がとがりすぎて、書きづらそう」といった声が上がった。
次に商品開発デザイングループの先輩社員が、新入社員の前で鉛筆の削り方を披露。慣れた手つきであっという間に鉛筆を削りだす姿は、「さすが先輩」といったところだ。その後、先輩のアドバイスを参考に、再び鉛筆削りに挑戦する。新入社員らは、うまく削れた鉛筆の書き心地を試して満足げな様子であった。
○美文字講座に書き初めも
続いて実施されたのは、ペン字講師 阿久津直記氏による「10分間で『美文字』になるための講習」。「正しい字」の定義に始まり、「1文字につき1箇所を長く書く」「横幅をそろえることを意識する」などのポイントが紹介された。
最後に新入社員が自分で削った鉛筆を使い、入社の抱負や目標の「書き初め」を行った。
新入社員は、美文字講習をもとに「真っすぐな芯のある人間になる」「一筆入魂」などの抱負をきれいな字で書きつづった。同社人事担当からは「削る前の鉛筆は、どんなに優れた品質であってもそのままで書くことはできません。今日みなさんが丁寧に手で削った鉛筆のように、絶えず自分自身を研ぎ続けて、皆さん自身の持ち味を発揮して活躍して欲しい」と激励のメッセージが送られ、今年の「鉛筆けずり入社式」は幕を閉じた。