SoftLayerで"電話よりも音質がいい"ビジュアルコラボレーションのクラウドサービスを実現 - パイオニアVC
○新基盤を使って新しいサービスの提供も視野に
また、以前にも増して、国内ユーザーから評価されるシーンが増えたという。特にセキュリティ面を評価する声が多い。
設計図などの機密情報を扱う製造業では、パブリッククラウドのセキュリティに対する懸念は強い。中でも、インターネット回線を使って、マルチテナント環境で提供するといった仕組みでは、いくら安全性が高いとアピールされても、機密情報を扱うシステムの適用対象になることはまずない。
その点で、SoftLayerは専用線や専有領域の提供、物理環境(ベアメタル)環境など、企業ニーズにあったリソースを提供できることが、顧客に対する説得力を持った提案につながった。
「ある自動車メーカーでは、海外拠点のある地域ごとに近いデータセンターを選び、そこにxSync Primeサーバを配置してリアルタイム性の高いビデオ会議の環境を構築しています。仮想サーバの配置や管理は当社で行っていますが、顧客のニーズに合わせて、配置を簡単に変えられるため、サービス品質の向上につながっています」(佐藤氏)
今後は、xSync Primeに他のサービスを組み合わせて提供していくことも検討している。