くらし情報『「もっとクラウドを使いやすく」オンプレミスとクラウドの手軽なデータ連携 (2) 第2回 利用シーンでわかりやすく解説、「Thunderbus」のいろは』

「もっとクラウドを使いやすく」オンプレミスとクラウドの手軽なデータ連携 (2) 第2回 利用シーンでわかりやすく解説、「Thunderbus」のいろは

「グローバル展開する際には、ネットワークインフラが貧弱な地域や、ITエンジニアがいないような場合もあります。そういった地域でも、Thunderbusを使えばVPNなどを導入する必要なく、連結会計や経費精算、在庫の突合などといったシステム間のデータ連携を容易に実現できます」(脇野氏)

○SaaS事業者が、個々のユーザーのデータを収集することも可能に

もちろん、この3パターンの想定以外にも様々な使い方が考えられる。

「例えばSaaS事業者が、Thunderbusを利用してユーザーのオンプレミス環境にあるデータを活用できるようにする、といった使い方も可能です。ユーザーの環境にあるファイルにアクセスしたいとき、ユーザーにアップロードしていただいたりオンプレミス環境とVPNで繋いだりすることなく、簡単にファイルにアクセスすることができます。また、ローカルで溜まっていくアプリのログやバックアップデータをクラウドに逃がす処理を自動化するといった使い方も想定できます」(土岐氏)
「その他、流通小売業のEDIでも、便利に使えると思います。Thunderbusでつなげば、サーバ側からプッシュ配信することも、逆にサーバ側で収集することも簡単にできます」

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