iPhone 6を割る前にチェックしたい! 3D曲面ゴリラガラスを採用した液晶保護フィルム「クリスタルアーマー True RoundEdge 3D」がすごい理由
ちなみに、この切削工法は世界初とのことだ(2015年3月時点同社調べ)。
「iPhone 6は、側面が曲面になっています。そのため、市販の保護フィルムはディスプレイの平面部分だけを覆う仕様になっています。弊社の初期製品もそうでした。ただ、それだと手触りが悪く、スワイプなどの操作もしづらい。なにより、持ったときに違和感があるんですね」と政岡氏は語る。
そこでアピロスでは製品に改良を重ね、フレームも含めて前面をすべてカバーできる第2世代の保護フィルムを開発した。しかし、ここで別の課題が持ち上がる。
政岡氏は「糊を厚くするなどの工夫を施しました。でも側面はどうしても浮いてしまうので、ここに指が引っかかったり、ホコリが溜まったりしてしまう。バンパーや、ケースと干渉する可能性もありました」と解説する。
○木片から木のお椀をつくるように
当初、熱成形で制作する簡単な工法も選択肢の中に入れていた。しかし、アピロスではその工法を選ばなかったという。「ガラスは熱で溶けます。ガラスのコップは熱成形で制作していますね。iPhone 6の保護フィルムに使用するガラスも、熱成形できれば楽なんです。
実際、海外の競合メーカーでは熱で成形したiPhone 6向け保護ガラスを8,000円前後で販売しています。