iPhone 6を割る前にチェックしたい! 3D曲面ゴリラガラスを採用した液晶保護フィルム「クリスタルアーマー True RoundEdge 3D」がすごい理由
我々も、初めは熱成形で試作しました。でも、熱成形では意図しない部分まで曲がってしまったり、ひずみが出たり、反ってしまったりという不具合が生じるんです。他社では、それを”強粘着”で押さえ込むというやり方で矯正しています」と政岡氏。では、アピロスではどのように切削・研磨加工しているのだろうか。「弊社では製品のクオリティを高めるために、ガラスを削って曲面にする方法を選びました。木のお椀をつくるときに木片を削り続けていく、そのようなイメージで切削・研磨加工しています」。
さらに政岡氏は「具体的には、平らな板状のガラスをiPhone 6の大きさに切ってから、1枚1枚をダイヤモンドツールで削り出して研磨していきます。湾曲している部分を研磨しなければならず、技術的にも困難がともないます。
でも量産の態勢が整えば、熱成形よりもコストを下げられる見込みです」と続ける。
この工法には、別のメリットも存在するという。「熱成形では、ガラスメーカーの提供するガラスの厚みでしか製品化できません。でも今回の工法なら、厚みを自由に調整できます。つまり厚みにバリエーションを出せるわけです。例えば、さらに薄いゴリラガラスの保護フィルムが欲しい、という要望にも応えていけるわけです」。