今どきEコマースの「最新」基礎知識 - モール出店で売上UPへ! (6) 独自ドメインの本店は、どうすればいい?
このブランドが顧客に「この店で買いたい」と思ってもらうためには、どのデバイスにおいても本店にてコーディネイトの提案ができる仕組みを構築する――といった具合です。そのほかBtoBでは、本店でも見積もりや注文が可能になるとよいでしょう。
このような取り組みを強化している企業の1つとして、青山商事があります。同社のブランドとなる「洋服の青山」では、実店舗でサイズを測り会員登録をしたあと、本店(独自ドメインECサイト)にてログインすると、自分のサイズの洋服がのみ表示することができます。
このように、自社の強みを生かしたサイト構築は、制約が設けられているモールで行うことはできません。本店だからこそ、できる戦略なのです。
○価格の安いASPから始めて様子を見る
さて、本店を構築する際、多種多様な業者の中からどこを選べばいいのか、大きな悩みどころになるでしょう。
カート業者は、導入価格が安くカスタマイズに制限がある「Aグループ」と、導入価格が中間程度で拡張性の高い「Bグループ」、導入価格が高くカスタマイズの自由度が高い「Cグループ」といった3つのグループに分けることができます。
(パッケージが無く、ゼロから制作 : フルスクラッチするという選択肢もあります。)