2015年4月17日 19:30
純度100%の"作品愛"、デロリアン、バットモービル――バンダイの「クレイジーケース」開発チームは脳内もクレイジーだった
●『ガンダム』や『仮面ライダー』ではなく、なぜ海外の映画作品だったのか
皆さんは、バンダイから発売中の「クレイジーケース」シリーズをご存知だろうか。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する「デロリアン」や、『バットマン』に登場する「バットモービル」などを模したiPhoneケースなどがラインナップされているケースブランドである。この説明だけ聞くと「ふーん。そうなんだ」という感じかもしれないが、実物を見ると「えええっ!?」と驚いてしまうに違いない。
なぜかって、めちゃくちゃ精巧に作られているのだ。以前、縁あっていくつかの「クレイジーケース」をレビューする機会を得たのだが、そのクオリティの高さたるや、箱から出すなり「マジかよ……」と思わず苦笑いしてしまうほどであった。特に『スター・ウォーズ』のミレニアム・ファルコンICカードケースは、オフィシャルの設定資料をもとに作りこんだらしく、映画に出てこなかった部分まで完全再現。外装はもちろん、ほんの数ミリしかないアンテナ内部のパーツまで完璧に作られていたのには心底驚かされた。
こだわっているのは見た目ではない。例えば「バットモービル」のiPhoneケースは、iPhoneのライトをつけることでバットシグナルが点灯するし、タイヤ部分をスライドさせることでカメラを露出させるというギミックが搭載されている。