来年から始まる"ジュニアNISA"って知ってますか? 詳しい内容を聞いてみた!
「日本では金融資産の多くを高齢者が保有しています。それを、贈与という形で若い人たちに移転させることです」と汐見さんは話します。
祖父や祖母が孫にお金を生前贈与して、孫がそれをジュニアNISAで運用すれば、そのお金はいずれ消費に回ります。また、NISAで運用した資金が大学の進学費用などに充てられれば、その分、親世代は教育費の負担が減って家計にゆとりが生まれ、それが消費につながることも期待できます。消費が活発になれば、日本の景気はよくなります。
おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、贈与して子や孫に喜ばれればうれしいし、場合によっては相続税の節税にもつながります。
このように、祖父母、親、子(孫)のいずれの世代にとってもメリットがあり、日本経済にとってもプラスになるのが"生前贈与+ジュニアNISA"というわけです。
○ジュニアNISAの仕組みとは?
では、ジュニアNISAの仕組みを見てみましょう。
ジュニアNISAと大人NISAに共通しているのは、
専用の口座を開設してそこで購入した金融商品から得られる利益が非課税になる
対象となる主な金融商品は、上場株式、株式投資信託、ETF(上場投資信託)