ホンダジェット日本上陸! 航空参入の意味「カルチャーを変える」- 写真83枚
空気抵抗の大幅な低減を目指し、主翼と胴体ノーズ部には物体周りのスムーズな空気の流れを最大化させるNLF(自然層流)技術を採用。なお、藤野社長が最初にコンセプトスケッチを描いた際、ノーズ部はフェラガモのハイヒールから着想を得たという。燃費に関しても約1,100km飛行時の消費量は165galで、同級他機に比べると-12~-17%程度となっている。
また、多くの航空機では構造材料として主にアルミニウム合金が使われるのに対し、同機では複合材(炭素繊維強化プラスチック)が胴体で使われている。この胴体は強度と軽量化を追求できるスティフンドパネル様式と形状保持を追求できるサンドイッチパネル様式の構造からなりたっている。
内装に関してはシングルパイロットにとって視認性・安全性に優れたデザインを採用。2台のタッチスクリーンコントローラーにはアイコンが用いられ、飛行機の直感的な操作を可能にしている。キャビンは4人がゆったりと座れるクラブ配置シートとなっており、同級他機では183cmのスペースのところ、同機では218cmにすることで足元には36cmのゆとり空間が生まれる。
なお、同機の標準仕様は6人(最大仕様7人)