2014年12月からファンドの運用報告書は、「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」に分冊して発行することが義務付けられました。
これまでの運用報告書は、"情報量が多く、複雑でわかりづらい"といった声が多く寄せられていましたが、変更後の運用報告書は、 "図表が多くてわかりやすくなった"などのご意見や、その他さまざまな質問もいただいております。
そこで今回は、運用報告書の変更点を押さえていただきたいと思います。
運用報告書は、運用状況などをお伝えするために、原則ファンドの決算期ごとに作成する書面です。
今回の法改正により運用報告書が分冊化され、「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」に分けて作成することになりました。また、掲載内容の見直しも行なわれました。
「交付運用報告書」は、運用状況に関して最も重要な事項をわかりやすいように掲載したもので、受益者への交付が義務付けられています。主な掲載項目は以下のとおりです。
ファンドの概要
基準価額等の推移
図表を活用した決算日時点における組入れ資産などの運用データ
1万口当たりの費用明細
また、ファンドが運用目標とするベンチマークもしくは参考指数との比較(※)