Apple Watchの製造問題で、日本のモーターメーカーが急遽脚光を浴びることに
実際の部品形状はApple Watchを分解したiFixitのサイト(Step.14)で確認できる。
WSJによれば、Apple Watchの大量生産が開始された2月以降、品質テストにおいてAAC TechnologiesのTaptic Engine部品の一部に問題が見つかり、結果としてAppleが同社製部品を組み込んだApple Watchの一部廃棄を決定する事態になったという。現時点でリコール等が行われていないことからも、こうした問題のある部品を組み込んだ製品は事前に出荷がストップされているとみられ、それが前述の日本電産に極度に依存する状況を作り出しているのだと考えられている。関係者の話によれば、AppleはすでにTaptic Engine製造をすべて日本電産に移管しているが、一方で同社が増産体制を確保するには時間がかかることから、当面はApple Watch全体の供給がタイトになるとみられる。