IPAの今月の呼びかけ(5月) - ブログやSNSに写真の投稿をする際には注意を
状況によっては、プライバシー侵害、肖像権・著作権の侵害に該当することもあると注意喚起している。
○Exif(イグジフ)情報から撮影場所が特定
最近のデジタルカメラの機能にExif情報がある。これは、撮影したカメラ、レンズ情報、さらに、撮影時の条件情報を記録する機能である。具体的には、以下である。
撮影日時
撮影機器のメーカー名
撮影機器のモデル名
画像全体の解像度
水平・垂直方向の単位あたり解像度
撮影方向
シャッタースピード
絞り(F値)
ISO感度
測光モード
フラッシュの有無
露光補正ステップ値
焦点距離
色空間(カラースペース)
GPS情報(GPS機能がある場合、緯度・経度・標高)
サムネイル(160×120pixel)
これらの情報のすべてが記録されるとは限らない。カメラやメーカーによって異なる。確かに撮影時のシャッタースピードや絞りなどは、あとで画像処理を行うときにとても役立つこともある。しかし、問題となるのが、GPS情報である。
図3は、その例である。撮影場所が容易に特定できてしまう。撮影内容によっては、個人情報の流出となりかねない。では、どのようにすればよいか。投稿などを行う前に、Exif情報を確認し、公開して問題ないかを確認することだ。