クリエイターならおさえておきたい"ネット動画"の今 (3) 動画広告の基礎とクリエイティブ
このような動画広告は、地域や性別、年齢、興味関心などで、ターゲットを絞ることがメリットの一つです。つまり、動画を見せたいユーザーに届けることができるのです。また、動画広告内から自社サイトの商品購入ページやサービス詳細ページに誘導することができるのも、大きなメリットと言えます。
○動画広告に適したクリエイティブとは?
では、どのようなクリエイティブが動画広告には最適なのでしょうか。基本的な企画の考え方として、ユーザーの動画視聴に対するモチベーションを軸に、機能軸と情緒軸と二つに分けて企画を作っていくといいのでは、と考えています。
機能軸は、その商品やサービスが欲しい・知りたい、興味関心の度合いが高いユーザーに向けた動画です。そもそもの需要があるので、きちんと対象広告商品の機能やメリットを訴求する構成となります。
情緒軸は、感情に訴え、主に商品を知ってもらったり、ブランドリフトを行うきっかけを作ったりする動画です。
顕在的に需要はないものの、その商品を知るきっかけとして、楽しい、感動する、ワクワクするなどの情緒的な表現を用いて、イメージアップや認知につなげる構成です。企画構成で考える要素は他にもたくさんあり、ケースバイケースですが、このような考え方で動画の企画を作っていくことにより、ユーザーにとって有益な情報を届けられるようになると考えています。