安心・安全なBYOD環境を構築してワークスタイル変革に挑む - チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ
「Capsule Cloud」の3つの製品を活用したBYODへと移行する。システムの管理はイスラエルにある本社がすべて行っており、個人のモバイル端末を業務でも利用したいと希望すれば、世界中の社員の誰もがBYODの恩恵を享受できるようになっている。日本法人では、ほぼすべての社員が希望してBYODを実践しているという。
「一度でも業務で自分のスマートフォンを使い出してしまうと、もはや以前の環境には戻れなくなりますね」と小高氏は言う。
業務データは、「Capsule Docs」によってドキュメントファイル自身が自動的に暗号化される。アクセス権限を持つユーザーはシームレスにファイルへのアクセスが可能となる一方で、それ以外のユーザーは開くことができない。このため、仮に業務データを添付したメールを誤って送信してしまったとしても、権限がないユーザーに内容が流出するのを防ぐことができるのである。アクセス権はユーザーに紐付いているので、面倒なパスワード設定も不要だ。
デバイスのローカルに保存された業務データは、「Capsule Workspace」によりサンドボックス化および暗号化される。デバイス上の業務データは個人の情報資産から分離されるため、万が一、デバイスを紛失したとしても、業務データのみをリモートから消去することも可能だ。