サンディスク、新型PCIeストレージ「Fusion ioMemory SX350」を発表 - 四日市工場で製造した1Ynm MLCチップを採用
特に急成長しているのが、PCIe接続のマーケットだ。市場調査によると、エンタープライズ向けストレージは金額ベースで年平均18%の成長を遂げているが、その中でもPCIeは22%と高い。平均価格が低下したこともあり、台数ベースでは年平均40%とさらに高く、PCIe製品は非常に高い伸びを示している。
サンディスクは2014年にFusion-io社を買収したものの、Fusion ioMemory製品にはサンディスクが製造したNANDフラッシュメモリが使用されていなかった。今回の新製品において、サンディスク製NANDフラッシュを採用することとなった。
○大幅なコストパフォーマンスを実現したSX350
次に、サンディスクの山本哲也氏が、SX350の詳細な内容と主な市場について説明した。
SX350は、一般的なSSDで使われているSATAではなくPCIe接続であるため、3ケタ以上の低遅延であり、高パフォーマンスが出せるとのこと。サンディスクの1Ynm MLCチップを採用しており、コストと性能アップを狙っている。
前世代のioDrive2と比較して、リード2倍(257%以上)、価格最大61%減(1.3TB製品)