2015年5月13日 20:06
スズキ「ハスラー」に新システム「S-エネチャージ」を搭載して発売
スズキは13日、軽乗用車「ハスラー」に、モーターでエンジンをアシストすることで低燃費を実現する「S-エネチャージ」を搭載した機種を設定して発売した。
S-エネチャージは、減速時のエネルギーを利用することで発電に使用する消費燃料を抑える「エネチャージ」が進化したシステム。発電を行うオルタネーターをモーター機能付き発電機「ISG : Integrated Starter Generator」に変更したほか、充電・給電性能が向上した専用リチウムイオンバッテリーが採用されている。
今回のハスラーでは、NA(自然吸気)・CVT車に搭載(「A」は除く)していたエネチャージを、S-エネチャージに変更。ハスラー搭載のS-エネチャージは、ISGのモーターアシスト時間を、従来の最長6秒間から最長30秒間に拡大したほか、モーターアシストする速度域を従来の15km/h~85km/hから発進後~約85km/hに拡大しており、モーターアシストする頻度が向上している。
また、燃焼効率を高めるなどの改良を施したR06A型エンジンを搭載し、S-エネチャージとの組み合わせによって、2WD車は32.0km/Lの高い燃費性能を達成。