Altera、開発ソフトウェア「Qurtus II」向け階層型DB生成エンジンを発表
同エンジンは複数の機能を順次実装していく予定で、Qurtus II v15.0の提供と併せてアーリーアクセス向けに提供される主な機能としては「BluePrintプラットフォーム・デザイナ」が挙げられる。同機能は設計時にリーガルな場所にピンをドラッグ&ドロップで配置することで、個別のピン設定を不要かできるようにするというもの。物理的インタフェースの配置を簡素化することで、デザインイタレーション数を最終的には1/10に削減できるようになるとする。もちろん、100%のリーガルチェックが実行され、完成時にピンが正しい配置となっているかどうかを判断することも可能だという。
このほか、最新世代のHDL言語のほか、ソフトウェアエンジニアなどでも開発を容易に行うことを可能とする「A++コンパイラ for HLS」もサポート。これにより、OpenCLのほか、C/C++でのIP開発が可能となったとする。なお、同社にてsenior director of Software and IP Marketingを務めるAlex Grbic氏は、「次のQurtus IIのバージョンであるv15.1の提供タイミングでさまざまな機能が追加されることになるほか、2016年には分散コンパイル機能など、より開発を簡素化し、開発コストを抑制できるようになる見通しだ。