AQUOSケータイ「SH-06G」はターゲットをはっきり絞った端末に - AQUOS Kとの違いは?
●AQUOS Kとの違いは?
○AQUOS Kとはどこが違う?
シャープといえば、先にauから「ガラホ」ことAQUOS Kを販売していたメーカーだ。ハードウェアスペックを見ると、カメラ機能などはSH-06Gのほうが劣るが、それ以外の点については(無線部を除いて)共通している項目が多い。推測だが、Android部分としては、AQUOS KもSH-06Gも、ほぼ同じものを使っているのではないだろうか。
しかし、製品としてのコンセプトの違いが、両者の印象を大きく変えている。F-05Gのレビューでも指摘したが、AQUOS Kはスマートフォンとフィーチャーフォンの融合であるのに対し、SH-06GはあくまでフィーチャーフォンをAndroidという土台で作ったという位置付けだ。
ターゲットとなるユーザーも、AQUOS Kはスマートフォンよりのユーザーであるのに対し、Androidドコモケータイでは通話がメインのないユーザーだ。そのため、AQUOS KではLTEやWi-Fiといった技術を積極的に採用しているのに対し、SH-06Gでは通信には3Gのみ、おサイフケータイなどの機能もオミットする、という思い切った仕様になっている。