システムレベルでの問題を解決できる半導体ベンダへ - 産業機器向けARMマイコンの日本での本格展開を開始したインフィニオン
と、このタイミングで日本の産業機器市場を本格的に開拓していく意味を語る。
なお、現在のXMCシリーズが搭載しているARMコアは前述のとおり、Cortex-M0もしくはCortex-M4だが、ARMではCortex-M0+やCortex-M7といった新たなコアの提供を進めている。こうした新コアを搭載したラインアップを追加する可能性を同氏に聞いてみたところ、「現在の市場ニーズに対してはCortex-M0やCortex-M4で十分対応できていると考えている。しかし、カスタマのニーズは常に高い方向へと進んでおり、そうした次世代の機器を実現したいというニーズが生まれてくることを考えると、Cortex-M0+やCortex-M7への対応も検討している。具体的には2~3年程度で製品を出せるような感覚でとらえてもらえればと思っている」とし、あくまで特定分野でのニーズに対応することを目的とした形で、さらなる製品開発を進めていくことを語ってくれた。