東京都・原宿でPhotoshopの「中」に入れる展覧会-"触れるツール"で記念撮影も
無造作に置いてあるパネルのアイコンは何種類もあり、今は搭載されていないアイコンもあるかもしれない。これらのパネルは、来場者が自由に扱って大丈夫なものなので、触ったり、並べ替えたり、写真を撮ったりと、自由に遊べる。重なって隠れている後ろのボードも手に取って、何があるのか見てみよう。
ツールが置かれているあたりの壁の一部は、透明レイヤーを表す白とグレーの格子になっている。つまり、ツールを持って透明レイヤーの前に立ち、Photoshopの中で自分が切り抜かれているようなアピールをした写真を撮ることも可能なのだ。
ギャラリー奥に飾られているのは、Photoshopの歴史タイムラインだ。各バージョンの概要、ツールバーの変遷、世の中に与えてきた影響などを、年を追って確かめられる。
Photoshopの生みの親が、トーマス・ノールとジョン・ノールの兄弟であることは知っている人も多いだろうが、Photoshop誕生当時のデモ用画面に映っている水着の女性が、ジョン・ノール氏の妻(1989年当時はまだ恋人)だということは、この歴史タイムラインをていねいに見て、初めてわかったりする。
ひとつひとつの記述に工夫が施されているので、見落とさずにゆっくり読んでみよう。