Broadcomの担当者が語ったIoT製品の開発期間短縮を実現するWICEDの現状
問題があれば、コミュニティですぐに議論できるという仕組みだ。
こうした環境作りにより、すでに多くのWICED対応IoT製品が市場に出ており(Photo06)、同社としてはこの勢いをさらに加速させてゆきたいわけだ。日本についても、Smart lockや天候センサからロボットまで幾つかの採用事例があるとしており(Photo07)、日本のマーケットでさらにこの勢いを加速したい、としている(Photo08)。
ところで途中に出てきたコミュニティ。具体的にはココの事で、氏によれば「正確な数字は持ち合わせていないが、このところ参加する企業、および開発者の数が急激に伸びている」としている。ただこのコミュニティは、企業あるいは大学(ただし米国に限る:要するにドメインが.eduで終わる必要がある)の人間でないと登録が出来ない仕組みになっている。これはコミュニティ内部でBroadcomが持つIPに関わる部分を開示したりしている関係で、個別にNDAを結んだりする手間を省くために入り口で制限しているとのこと。なので独立した個人などは登録できない。
今のところこのポリシーを変える予定はないそうだ。また今はコミュニティ内部は英語のみで運用されているが、今年第3四半期末をめどに、多言語対応に切り替えるとの事。