浮いて走る世界初のミニチュアリニアモーターカー登場、タカラトミー開発2年
本商品には、速度感知センサーも搭載されており、周回ごとのスケールスピードをモニターに表示。中央レバーで車両の停車、発車がコントロールできるほか、音声アナウンス機能を搭載されており「間もなく列車が発車いたします」「時速500㎞到達」など、停車、発車、走行スピードなどの状況に連動してアナウンスが流れるという。専用ケーブルで車両を充電し、30分の充電で20分の走行が可能となっている。
車両デザインは、JR東海の「超電導リニアL0系」がモチーフ。情景は、山梨リニア実験線に架かる小形山架道橋やトンネル緩衝工をベースにして制作されている。トンネルでは、緩衝工にある微気圧波を低減するための多孔板(細かく開いた穴)も再現されている。車両は4両編成で、幅251mm、高さ26mm、奥行き32mm。
タカラトミーは、1959年から鉄道玩具『プラレール』、1976年から鉄道模型『TOMIX(トミックス)」などでこれまで常に鉄道のトレンドを商品化し、鉄道玩具分野でのパイオニアとも言えるメーカー。
同社では、鉄道の最新版「リニアモーターカー」を商品化するべく、実際に「磁石で浮いて磁石で走る」車両の実現を目指して約2年前から開発がスタートしていたという。