2015年5月28日 18:32
ユニバーサルWindowsプラットフォームで、すべてのアプリをすべてのデバイスへ - Microsoft 開発者イベント「de:code 2015」基調講演
というビジョンを掲げており、基調講演後半に登壇したサルド氏によると、Windows 10は10億台のデバイスをターゲットとしているという。
このビジョンを実現するものとして、アプリケーションプラットフォーム「Universal Windows Platform(UWP)」がWindows 10に採用されている。同じアプリケーションを異なるデバイスで動作させることが可能な「UWPアプリ」のデザイン、開発、デバッグをトータルでサポートするものだ。
デザイン面でいうとたとえば、日本マイクロソフトの高橋忍氏が紹介した「楽天トラベル」のUWPアプリは、デバイスのディスプレイのサイズに合わせてUIが変化する「レスポンシブデザイン」をベースに作られており、同一の情報を異なるデバイスごとに最適な形で提供することが可能だ。
また、Windows 10では、Windowsランタイムが再構成された。UWPは、Windowsカーネルと各開発言語の間に位置しており、UWPアプリではひとつのバイナリが複数のデバイスで動作する。UWP APIは統一され、ワンパッケージで2500以上の新たなプラットフォーム機能が利用できる。