2015年6月2日 11:00
企業で検出された脆弱性、4分の3は公表後2年以上経過したもの - NTT Com
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は5月28日、NTTグループにおけるセキュリティ関連各社が共同で編集、編纂した「グローバル脅威インテリジェンス・レポート 2015年」の日本語版を公開した。
このレポートは、NTT Com Security AG、Solutionary,Inc.、Dimension Data Holdings plc、NTT Data Inc.、NTTの研究所の協力を得て、NTT Innovation Institute(NTT I3)がとりまとめたもの。2014年のITセキュリティに関わる脅威のグローバル全体でのトレンドや対策方法、関連技術などを取り上げており、12日に発表された英語版「2015 Global Threat Intelligence Report」の全文日本語訳となる。
レポートでは、依然として多くの企業や組織があまり高度ではない脅威に対してさえも十分な準備ができていない状況と、サーバなどのシステムだけではなく、システムを利用するエンドユーザーを防衛線として認識すべきであることを調査結果として解説している。また、それらの調査結果を踏まえた効果的な対策を、ケーススタディも交えて紹介している。