2015年6月2日 16:28
テレビ録画の不便さを解消する新たな著作権保護技術「SeeQVault」とは?
最近、量販店などに並ぶ液晶テレビやレコーダー、HDDなどに、黒地に金色の"S"と"Q"の文字が入ったロゴを見かけたことは無いだろうか。これは、その製品が「SeeQVault(シーキューボルト)」と呼ばれる新たな技術に対応していることを示している。
現在、SDカードやUSBメモリ、HDDなどの記録メディアを接続することで、放送されている番組を簡単に録画することができるテレビやレコーダーは多い。しかし、こういった録画方法は、手軽に利用できる半面、映像の著作権を保護するため、メディアに記録された録画番組は録画した機器でしか視聴できないというジレンマを抱えていた。現在はネットワーク経由で他のデバイス(スマホなど)から視聴する環境も整ってきたが、録画した機器自体が必ず存在しなければならない。つまり、録画データを保存したHDDやSDカードがあっても、元の機器が無ければ録画番組を視聴することができず、万が一録画機器が壊れてしまった場合には、記録したデータはすべて読みだすことができなくなってしまうわけだ。
そんな不便な現在の録画状況を変えるべく、パナソニック、サムスン、ソニー、東芝の4社が共同で開発した新たな著作権保護技術が「SeeQVault」