スターバックスの新作フラペチーノは"夏ならではのチョコ"を追求
「コーヒーベースのフラペチーノには、『イタリアンロースト』と『エスプレッソロースト』のコーヒーが原料として使われていて、これらとの相性を考え、ドミニカ産カカオマス(カカオ豆をペースト状にしたものでチョコレートの原料)を使ったチョコレートソースを開発しました。華やかな香りのカカオマスなので、冷たいフラペチーノでもほのかな香りを感じられると思います」。
フラペチーノにこのチョコレートソースを混ぜ込んでいるのだが、混ざりきってしまうのではなく、チョコレートソースの部分がしっかりと残っているのも面白い。「完全にチョコレートソースがドリンクに溶け込んでしまうのではなく、あえて、混ざりきらない状態に仕上げています。コーヒー風味の部分、チョコレートソースの部分……と分かれていることで味や舌触りにコントラストが出て、これだけチョコレートを使っているにもかかわらず濃厚過ぎない味わいになっています」。
そしてこのチョコレートソース、チョコレートを溶かしたような質感を目指すため、水分を含ませずになめらかな舌触りに仕上げたものなのだとか。「濃度を出すことで、ベースの部分に溶けないソースとなっています。冷えても固まらないような組み立てにしているのもポイントですね」。