2015年6月5日 12:15
スイーツになった名画が食べられる「カフェ ダール」 - アートなカフェ探訪
美術館でのアート鑑賞は、慌ただしい日常から離れ、インスピレーションを受けたり、リフレッシュをするのにはぴったりの過ごし方。ですが、ゆったりしたイメージとは裏腹によく歩き回ることになるので、見終わった頃には少し疲れてしまったという覚えがあるのでは?
そんなとき、頼りになるのが美術館併設・あるいは近隣のカフェ。建物に歴史があったり、そこならではのメニューがあったりと、疲れを癒やすのみならず、見所も多いものです。今回は、東京都・北品川にある原美術館「カフェ ダール」を紹介します。
○歴史ある洋館で「アートを食べる」
原美術館は、1979年に開館した、国内外の現代美術を専門に取り扱う美術館。企画展の内容も毎回注目されますが、それだけでなく、都会の真ん中にありながら落ち着いた雰囲気の庭園がある美術館としても知られています。
同館の建物は著名建築家・渡辺仁が手がけたもの。旧日劇や上野の東京国立博物館本館とならんで、同氏の代表的な作品のひとつとなっています。
20世紀初頭のヨーロッパの建築様式を取り入れた個性的な洋館で、昭和初期の建築史を探る上からも貴重な存在と言われているそう。2008年6月には照明デザイナー・豊久将三による新照明システム導入をはじめとする全館リニューアルが行われました。