2015年6月10日 19:10
市場の過剰反応に押されるメキシコ・ペソ~米国景気の改善はメキシコの好材料~
メキシコのGDP成長率は、1-3月期に前年同期比+2.5%にとどまったものの、米国景気の回復に伴なう輸出拡大などを背景に、今後、加速が見込まれています。特に、4月に日米の自動車メーカーが相次いでメキシコでの投資を発表するなど、自動車関連産業の健闘が期待されています。また、6月7日投開票の下院選挙では、連立与党が過半数に迫る議席を確保した模様で、相対的に安定した政治環境の下、今後はエネルギー改革の進展が期待されます。新興国の中でも安定感のある経済・政治状況に加え、先進国に比べて高い長期債利回り水準などから、米国の利上げ開始を巡る市場の動揺が一巡すれば、ペソの見直しが期待されます。
(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)
(2015年6月10日 日興アセットマネジメント作成)
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