【RSA Conference 2015】認証エキスパートが語る「これからのモバイル認証のカタチ」
このように語るのは、米RSAでテクノロジー&アイデンティティ担当シニアディレクターを務めるKayvan Alikhani(ケイバン・アリカーニ)氏だ。
Alikhani氏は、複数の認証方式をモバイルデバイスに提供する技術を開発したベンチャー企業であるPassBanのCEOを務めていた人物。同社は2013年にRSAによって買収されたが、PassBanの技術は、RSAが4月に発表したアイデンティティ管理製品「RSA VIAファミリー」の技術要素の1つとして組み込まれている。
「今後は、ウエアラブルデバイスやハードウエアが、認証要素で重要な役割を担う」と語る同氏。モバイルデバイスの認証とアクセス管理について話を聞いた。
○認証はエキスパートに"委任"する
Alikhani氏は、モバイルデバイスの認証のトレンドとして、ハードウエア側の機能拡張を挙げる。
「例えば、Appleは、iPhone 6から指紋認証機能の『Touch ID』を搭載した。Microsoftも次期OSであるWindows 10から生体認証機能『Windows Hello』の導入を決めている。
さらに富士通は、虹彩認証機能を搭載したデバイスを発表した。