2015年6月22日 11:45
"すだれ"や"よしず"活用! 暑さが本格化する前にやっておきたいエコ準備(part3)
ロールスクリーンやブラインドの親戚ですね。でも、ロールスクリーンやブラインドと大きく違うのが、すだれは軒、つまり窓の外に吊るすものであるということです。
窓の外に吊るすことで、太陽光から発する熱エネルギーを室内に入れず、室温の上昇を防ぐというグリーンカーテンの役目と同じ働きをするのです。室温があがるのを防ぐ、すなわち冷房効率を上げる、つまり、節電になります。最近では、ナチュラルな竹ひごの製品以外にも、遮光率やUVカット率を謳ったものなどもありますので、すだれのよさは分かるけれど、自分の家にはそぐわない! と思っていた方も、今夏は導入を考えてみてはいかがでしょうか?
○すだれ以上の効果! よしずを使うには
すだれと並び、古来より夏の暑さ対策に使用されてきたのが、よしずになります。すだれと比較すると、聞きなじみのない単語かもしれませんが、葦の茎を糸などで編み連ねたもので、すだれの大型版のようなものになります。これを軒に立てかけ、日よけと目隠しとして使うため、立てすだれとも呼ばれます。
すだれ同様に、日光を遮ることで、室内を涼しく保つ効果があるのですが、その効果は、実はすだれ以上。
軒とよしずの間には、すだれと窓の間よりも空間ができるため、空気の層が厚くなり、断熱効果はより高くなります。