35位の岐阜が本当は24位 - 東北大、都道府県別の合計特殊出生率を再計算
吉田教授らの計算方法は、総務省統計局の「人口推計」にある「都道府県 年齢(5 歳階級)、男女別人口」に、直近の国勢調査時における年齢(5歳階級)別の日本人人口比率(総人口に占める日本人人口の割合:総務省統計局『平成 22 年国勢調査による基準人口』より算出)を乗じることによって推計する。
その結果、全国値の1.42以下とされていた青森県、岐阜県、兵庫県は実際には全国値を上回っていたほか、厚生労働省のデータでは3位となっていた島根県が2位、12位となっていた福井県が9位、35位となっていた岐阜県が24位になるなど、都道府県別の順位も変動した。
同研究は5月の第189回でも取り上げられ、政府は「次回国勢調査が行われる平成二十七年以降においては、(中略)同調査が行われた年と同様の方法で都道府県別の合計特殊出生率を算出してまいりたい。」との答弁書を出している。