2015年7月1日 15:33
オフライン端末でも止められないサイバー攻撃? - カスペルスキー
によって変わるという。
さらに、標的のコンピューターが電源ケーブルに接続されていると、データの傍受がしやすくなるという。これは、キーを打つことで電圧が変動してアース線にノイズが発生するため、近くの電源コンセントに機器を接続すれば、このノイズを傍受可能だという。
電磁波へのスパイ行為に対して最も有効な対策は、部屋を遮蔽し、特別なノイズ発生器を使用することだという。また、手作業をノイズを発生させて防ぐ方法もあり、その場合は余分な文字を散発的に入力し、入力した文字を後で削除すればよいのだという。重要なデータの入力には、仮想キーボードを使うのも手だと指摘している。
電磁波以外でのキー入力の傍受は、スマートフォンのキーボード付近に付いている加速度計が利用できるという。パスワードの傍受は難しいが、テキストの解読には十分で、キー入力により連続して発生するインパルスのペアの振動が比較されているという。
また、レーザー光線を使うという手もあるという。これは高い精度で振動を認識でき、「1つ1つのキーが独自の振動パターンを生成する」と言われている。この方法は、ラップトップやキーボードの光をよく反射する部分にレーザー光線を当てて傍受を行うが、ごく近距離でないと成功しないという。