2015年7月9日 11:00
2015年上半期全国企業倒産状況-帝国データと商工リサーチの値を比較
7月8日、帝国データバンクと東京商工リサーチから2015年上半期(2015年1月~2015年6月)の全国企業倒産の集計結果が発表された。同年同期の倒産件数と負債総額は、帝国データの発表では4400件/9752億600万円、商工リサーチの発表では4568件/9902億7600万円となっている。
○帝国データバンクの調査結果
2015年上半期の全国企業倒産の件数は4400件で、2014年上半期の4756件に比べ7.5%減少し、6年連続で前年同期を下回った。四半期別では、前年同期比では13期連続の減少となったが、前期比では2011年第1四半期以来4年ぶりの2期連続増加を記録した。
2015年上半期の全国企業倒産の負債総額は9752億600万円と、前年同期を8.3%下回った。3年連続の前年同期比減少となるとともに、上半期としては2000年以降で最小を記録したという。四半期別では、第1四半期は7期ぶりの前年同期比増加となったが、第2四半期には再び同減少となった。負債トップは江守グループホールディングスの711億円。
業種別では、上半期としては2010年以来、5年ぶりに7業種すべてで前年同期を下回った。