2015年7月13日 12:20
MSYSらがBeacon活用実験結果を公表、プッシュ通知開封率は約3割
ヴァル研究所と表示灯、丸紅情報システムズの3社は7月10日、スマートフォンアプリ「駅すぱあと」に対してステーションナビタの筐体内に設置したBeacon(ビーコン)から周辺の店舗情報をプッシュ通知する実証実験の結果を公表した。
実験は、「駅周辺案内図と経路検索アプリを利用したO2Oビジネスの可能性の検証」を目的としており、Bluetooth/Beaconの到達率およびプッシュ通知開封率を検証するため、1月15日~3月1日の期間に名古屋市10駅・大阪市8駅の構内で実施された。設置されたBeaconは名古屋と大阪で合わせて162個。
同実験では、「駅すぱあと」でBeaconを受信したユーザの4人に1人が開封し、駅構内(ステーションナビタ筐体付近)におけるBluetooth電波は80%以上の到達率という結果が得られた。
プッシュ通知に対してOKしているユーザの割合は、Androidで15.5%、iPhone77.5%、全体では33.2%。プッシュ通知の活用受信率は大阪で67.2%、名古屋では78.1%となり、両都市合わせた結果は71.5%となった。また、プッシュ通知開封率は大阪24.8%、名古屋31.6%、合計27.6%で、Androidユーザのほうが開封率が高い傾向が見られた。