くらし情報『ファルコン9ロケット、初の打ち上げ失敗 (2) 国際宇宙ステーションの運用への影響は』

2015年7月17日 14:47

ファルコン9ロケット、初の打ち上げ失敗 (2) 国際宇宙ステーションの運用への影響は

ファルコン9ロケット、初の打ち上げ失敗 (2) 国際宇宙ステーションの運用への影響は
2015年6月28日に発生した「ファルコン9」ロケットの打ち上げ失敗は、大きく2つの点で衝撃を与えた。1つは、かねてより滞っていた国際宇宙ステーション(ISS)への物資の補給がさらに輪をかけて滞る事態になったこと、もう1つは「新たなる宇宙開発の形」という期待を受け、民間企業の主導によって開発されたロケットが、昨年10月の別のロケットに続いて、ファルコン9も打ち上げに失敗したことだ。

はたしてISSの運用と、民間の宇宙開発の今後は大丈夫なのか。そもそも今回の失敗はなぜ起きたのか。本連載では打ち上げ再開までの動きを追っていく。

第1回では、ファルコン9ロケットの概要について紹介した。第2回の今回は、ドラゴン補給船の概要と、今回の失敗で失われたISSへの補給物資が、ISSの運用にどのような影響を与えたのかについて見ていきたい。

○ドラゴン補給船運用7号機

今回打ち上げに失敗した「ファルコン9」ロケットには、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を送り届ける「ドラゴン補給船運用7号機(CRS-7)」が搭載されていた。


第1回で採り上げたファルコン9と同じく、ドラゴンもまた、スペースX社が開発を手掛けた。

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