くらし情報『巨人Intelに挑め! - K5の挫折、そしてK6登場 (1) 1995年夏、Jerryの頭に去来していたもの』

2015年7月21日 11:00

巨人Intelに挑め! - K5の挫折、そしてK6登場 (1) 1995年夏、Jerryの頭に去来していたもの

、いよいよPCがエレクトロニクス市場の中心に据えられ、マイクロソフト、Intelの独占体制が明確になる。
Am386/486でカムバックを果たしたAMDであったが、そのAMDを振り切るようにIntelは第五世代CPU「Pentium」を発表(1994年3月)。巨額のマーケティング資金の投下によって、 "Intelが入ってなければPCではありませんよ"と言う強力なブランドマーケティングでPC市場をIntel一色に塗り替えようとする。
巨大なPCのCPU市場に割って入ろうと、CyrixなどのIntel互換CPUメーカーが相次いで参入し(Cyrix Cx486SLCは1992年3月発表)、AMDのメインビジネスを脅かしてくる。

AMDはこれらの状況に対抗すべく、いよいよ完全オリジナルのマイクロアーキテクチャに基づく高性能CPU、K5の開発を開始(1993年)するが、2年たったこの時点でも製品リリースがされていない。AMDの業績はみるみる下がっていった (1995年のマイクロプロセッサ事業部の売り上げは前年の半分に激減した)。前年までは、Am486製品でPCの顧客をサポートしてきたが、いよいよCPUの主流が第5世代のPentium(ソケット7)

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